連休前の出荷量に小さなピークは見られず、運賃はすでに3年ぶりの安値に下がった
2023-01-18 365旧正月の連休が近づいているが、わが国は輸出用コンテナ輸送市場では連休前の出荷量の小さなピークは見られず、輸送市場は比較的軟調で、運賃の低下が続いている。
上海航運取引所が発表した上海輸出コンテナ運賃指数(SCFI)によると、2023年1月13日、上海輸出コンテナ運賃指数は1031.42ポイントで、1週間前より2.8%下落し、1年前は5094.36ポイントだった。で、80%低下しています。
注目すべきは、これも2020年7月以来の安値であり、2020年1月につけた約3年ぶりの歴史的安値1022ポイントをわずかに上回っているにすぎないことだ。
航路別に見ると、上海港から欧州の基本港までの輸出市場運賃(海上運賃および海上付加運賃)は1020ドル/TEUで、1週間前より2.9%下落した。)は1836ドル/TEUで、1週間前から1.0%の微減、上海港から米西、米東のベーシック港への輸出市場運賃(海上運賃、海上付加運賃)は、1週間前より2.5%、0.7%下落し、それぞれ1378ドル/FEU、2825ドル/FEUとなった。
上海海運取引所のアナリストは、「ユーロ圏の経済状況に対する投資家の評価は目立って改善しておらず、信頼感指数はマイナスのままで、欧州経済の先行きが楽観できないことが浮き彫りになった」と述べた。元日後の欧州市場では輸送需要が緩やかに回復し、春節前に出荷が少なからずピークを迎えた。需給バランスが思わしくなく、運賃の下落が続いている。
米国では、米労働統計局の発表によると、2022年12月の米非農業部門雇用人口は22.3万人増と、2年ぶりの低水準に落ち込む見通し。一方、米国の平均時給の伸び率は明らかに低下しており、雇用市場が冷え込んでいる兆候を示している。
インフレは依然高水準、米国経済の先行きは楽観できず、輸送需要は弱含み、春節前の出荷は少なからずピークアウト、需給ファンダメンタルズは良くない、中国米国へ続落した。
また、ペルシャ湾航路、オーストラリア・ニュージーランド航路、南米航路、日本航路の運賃もさまざまな下落が続いている。中でも南米路線の運賃下落率が最も大きかった。1週間前から9.3%低下の1117ドル/TEUとなった。